作者分享的 Prompt

NEWT 15秒ショートフィルム前半版
『あと9分』前半15秒
1. この15秒の役割

この15秒は、30秒作品全体の前半パートであり、役割は明確です。

役割
舞台を一瞬で「御茶ノ水〜神保町の大学街」と認識させる
優奈と直樹の関係性を説明しすぎずに立ち上げる
優奈が失恋直後であることを短い会話で伝える
「ソウルに行くはずだった」という未完の旅行を提示する
NEWTを広告的にではなく、会話の流れの中の発見として登場させる
後半15秒へ自然につなぐ
この15秒ではまだやらないこと
予約完了までは行かない
感情を大きく動かしすぎない
二人の距離が縮まったと明示しない
ソウルの旅行映像は出さない
NEWTのメリットを説明しすぎない

要するに、これは**“旅が動き出す直前”までを描く15秒です。
後半で感情と意思決定を進めるため、前半はあくまで静かに火をつける**。
2. 舞台設定

エリア
東京・御茶ノ水と神保町の間にある大学街。

具体的な大学名は出さない。
ただし、画面の中に自然に入る情報から、御茶ノ水らしさ・神保町らしさ・学生街らしさを感じさせる。

画面内に自然に含めたい要素
坂道

古い大学校舎
学生向けの安い定食屋
楽器ケースを背負った若者
古書店の看板
雑居ビル
コンビニ
小さなカレー店
コインランドリー
中央線または総武線を思わせる電車の走行音
雨に濡れた細い道路
大学のサークル募集やアルバイト募集のチラシ
東京のランドマークは大きく見せない。
東京タワー、渋谷交差点、浅草寺のような観光記号で東京を表現しない。
「東京らしさ」は、観光名所ではなく、学生街の密度と生活音で表現する。

時間・季節
時刻

平日の深夜0時40分。

大学の課題、サークル、アルバイト、就活準備などが終わり、
それでもまだ少しだけ人の気配が街に残っている時間。
季節

3月上旬。

卒業、就職、春休み、引っ越し前の空気が混ざる時期。
昼間は少し暖かいが、夜はまだ寒い。
天候

弱い雨が上がった直後。

濡れたアスファルトに、

コンビニの白い光
古い飲食店の赤っぽい看板

コインランドリーの青白い蛍光灯

が反射している。

空気は少し湿っていて、冷たい。
画面全体に、雨上がりの静けさと、少しだけ疲れた東京の夜を感じさせる。

3. コインランドリー設定
御茶ノ水駅から徒歩10分ほど、大学裏の住宅街にある小さな24時間営業のコインランドリー。
観光地ではなく、本当に大学生が生活の延長で使っていそうな場所。
外観

築年数の古い雑居ビルの1階

上階には小さな事務所と学生向けアパート
色褪せた青い「コインランドリー」の看板

店頭に透明なビニール傘が一本

外壁には大学祭の古いポスター
道路の向かいには閉店後の定食屋

近くに古本屋か小さなカレー店の看板
遠くを電車が通る
ガラス越しに青白い蛍光灯が漏れている
店内
約15平方メートル
白い壁は少し黄ばんでいる
青白い蛍光灯
大型ドラム式洗濯機4台
古い乾燥機
グレーのプラスチックベンチ
小さな両替機
手書きの注意書き
近所のクリーニング店の広告
大学生の忘れ物らしい片方だけの靴下
折り畳まれたフリーペーパー
ガラス扉の向こうに濡れた坂道
清潔だが、新しくない。
ノスタルジーを演出しすぎず、今の東京に普通に存在しそうな生活空間として描く。
4. 登場人物
優奈
21歳、日本人。都内私立大学の3年生。
地方出身で、大学近くのワンルームに住んでいる。
前日に、2年間付き合っていた恋人と別れた。
春休みに韓国・ソウルへ行く話をしていたが、結局予約はしていなかった。
外見
黒髪の肩下ボブ

少し伸びた前髪
ほぼノーメイク

泣いた翌日で少し目が腫れている
整いすぎていない現実的な顔

身長158cm前後
華奢だがモデル体型ではない

服装
色褪せたネイビーの大学パーカー

白いTシャツ
ストレートデニム
雨に濡れた白いスニーカー
生成りの布製トートバッグ
大学の生協で買ったような安価な透明ファイル
演技
悲しそうに演じすぎない
泣き疲れて、感情の処理が止まっている状態
足元を見る
洗濯機を見る
相手の顔をあまり見ない
声は少しかすれている
自分の失恋を少し他人事のように話す
笑うとしても、ごく一瞬で、すぐに戻る
直樹
22歳、日本人。優奈と同じ大学の4年生。
二人は大学1年の必修で知り合った。
恋人ではない。サークルも違う。
ただ、試験前や就活の時期になると、なぜか一緒にいる。
直樹は優奈を以前から気にかけているが、
それを恋愛として整理しているわけでも、言葉にするわけでもない。
外見
少し伸びた黒髪
寝癖が少し残っている
細身
身長175cm前後
目立たないが、親しみのある顔
美形として演出しない

服装

オリーブ色の古いワークジャケット
グレーのスウェット
黒いチノパン

履き込んだスニーカー
安価な黒い腕時計

古いナイロントート
演技
優奈を励まそうとしない
「大丈夫」「忘れろよ」「次がある」は言わない
ただ、彼女が何もしないままソウルを諦めるのを少し惜しいと思っている
大事なことほど優奈を見ずに話す
名言っぽく言わない
さりげなく行動する
5. 映像トーン
この15秒は、東アジアのリアリズム映画を思わせる会話劇として撮る。
ただし、特定作品のコピーではなく、以下の文法のみを使う。
画づくり
低彩度の青、緑、灰色
雨上がりの湿度
青白い蛍光灯
固定画を中心に、ごく弱い手持ち
35mm〜50mmの自然なレンズ感
生活感のある人工照明
浅すぎる被写界深度は使わない
レンズフレアは不要
過剰なシネマ演出は禁止
ティール&オレンジは禁止
演技と空気

沈黙を残す
セリフの前後に呼吸がある

説明しすぎない
二人が互いを見すぎない
広告っぽい笑顔をしない
「NEWTすごいです」という態度にしない
NEWTは会話の流れの中で自然に出る
6. 前半15秒の脚本設計
この15秒で扱うのは、元の30秒脚本のうち以下の範囲。
御茶ノ水の導入
コインランドリーへの入店
「ソウル、行くはずだった」
「予約した?」「してない」
「じゃあ、まだ行ける」
「誰と?」
直樹がスマートフォンを出す
NEWTが登場する
「すごい旅行アプリ、出たらしい」「NEWT」
優奈の小さなリアクションが始まる直前まで
つまり、後半15秒の感情的な核に入る寸前で止める。
7. 15秒版・秒単位のカット割り
CUT 1|0:00–0:02.2

映像

雨上がりの御茶ノ水周辺。
古い大学校舎の横の坂道を、透明な傘を持った学生が歩く。
画面奥を電車が一瞬横切る。
楽器ケースを背負った若者がすれ違う。
画面のどこかに古書店の看板か学生向けの飲食店の気配がある。
カメラはやや引いた位置から固定。
観光地ではなく、平日の大学街の生活として見せる。
音
濡れた道路を走るタクシー
遠くの電車
自転車のブレーキ音
学生の小さな話し声
雨だれ
CUT 2|0:02.2–0:04.2
映像

色褪せた青い「24時間 コインランドリー」の看板。
ガラス越しに蛍光灯の冷たい光。
優奈と直樹が画面に入り、店内へ入る。
直樹が自然に扉を押さえる。
優奈は礼を言わない。
直樹も気にしない。

演技
二人は並んで歩かない
少し距離がある

恋人同士ではなく、長い友人らしい距離感
音
ガラス扉の開閉音
店内の洗濯機の回転音が少し大きくなる
CUT 3|0:04.2–0:07.6

映像
洗濯機の丸いガラス窓を正面から撮る。
白いシャツ、大学のパーカー、濃い色の衣類がゆっくり回っている。
ガラスに、ベンチに座る二人の姿がぼんやり反射している。

そこから、広めの固定画へ切り替わる。
二人はグレーのベンチに少し間を空けて座っている。
優奈は足元を見ている。
直樹は前を見ている。
セリフ
優奈
「ソウル、行くはずだった。」
少し間。
直樹
「予約した?」
優奈
「してない。」
演技
優奈は感傷的に言わない

事実を報告するような乾いた言い方
直樹も慰めようとしない
CUT 4|0:07.6–0:10.6
映像
直樹の横顔寄り。
彼は優奈を見ず、洗濯機を見たまま話す。
カメラは静か。わずかに手持ち感があってもよい。
セリフ

直樹
「じゃあ、まだ行ける。」
優奈が初めて直樹を見る。
優奈
「誰と?」
演技
「じゃあ、まだ行ける」は名言っぽく言わない
直樹は軽く言う
優奈の「誰と?」には驚きと警戒が少し混ざる
CUT 5|0:10.6–0:15.0
映像

直樹がポケットから黒いスマートフォンを取り出す。
二人の間に置く。
画面にはNEWTの韓国・ソウル旅行画面。
スマートフォンだけを広告的に大写しにしない。
二人の手元、膝、ベンチの距離感、洗濯機の気配もフレームに残す。
画面に見える情報:

韓国・ソウル
航空券+ホテル
大人2名
翌週出発

緑色の予約ボタン

NEWTの正しいブランドカラーとロゴ
セリフ

直樹
「すごい旅行アプリ、出たらしい。」

ごく短い間。
直樹
「NEWT。」

ここで15秒終了。
演技

NEWTを誇らしげに見せない
直樹自身も少し照れたような、半信半疑な自然さ
優奈のリアクションはこの15秒ではまだ小さい
次の15秒で「急に広告。」以降へつなげられるよう、余韻を残して切る
8. この15秒で使う全セリフ
優奈
「ソウル、行くはずだった。」

直樹
「予約した?」
優奈
「してない。」
直樹
「じゃあ、まだ行ける。」

優奈
「誰と?」

直樹
「すごい旅行アプリ、出たらしい。」
直樹
「NEWT。」

原帖内容

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